イスラム教の発展


画像引用元 : メッカ-Wikipedia

  • イスラム教はカリフの血統を重んじるシーア派とそうでないスンニ派に分かれた。
  • イスラム教社会では世俗権力を担うスルタンと宗教的指導者のカリフに権力が分かれた。
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年号

7世紀~

イスラム教の発展の解説

イスラム教の分裂

預言者ムハンマドの亡きあと、彼の代理者としてイスラム共同体を指導した人物のことをカリフと呼びます。このカリフの決定は第四代のアリーまでは世襲制で行われていましたが、それ以降は他の家系からもカリフが排出されています。こうしたカリフを正当と認めない純血主義のイスラム教徒はシーア派と呼ばれ、アリーに血の繋がらないカリフを認めるスンナ派と区別されます。

イスラム教社会の形成

宗教としてのイスラム教が変容するとともに、その影響下にある社会にも変化が訪れます。やがてウマイヤ朝やアッバース朝といったイスラム王国が形成され始めると、こうした世俗の権力は宗教的指導者であるカリフの手を離れ、スルタンと呼ばれる王のものとなります。異教徒に対する受け入れ態勢や軍の組織体制など、イスラム社会の基礎となるシステムが作られたのもこのころです。

一問一答

Q.ウマイヤ朝の都の名前を答えよ。
A.ダマスクス

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