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恒等式を利用して、多項式の割り算の余りを求める問題のポイント
- 整式の除法の結果から、別の整式で割った余りを求める問題です。
- (割られる整式)=(割る整式)×(商)+(余り)から恒等式を導き、解きます。
多項式の割り算の余りを求める問題
ある整式を
この整式を
恒等式を利用して、多項式の割り算の余りを求める解法の手順
- 割られる整式を
、 で割ったときの商を と置きます。 で割ったときの余りを、文字を使って表します。 を , と余りを使って表します。 を、与えられた除法の結果を利用して表します。 - 3と4で表した式は恒等式になっているので、これを解きます。
多項式の割り算の余りを求める問題の解説
恒等式を利用することで、元の整式を求めずに余りを求めることができます。
ある整式を
(割られる整式)=(割る整式)×(商)+(余り) となるので、
次に、与えられた除法の結果を式で表します。
よって、
このことと、余りが
と表せます。同様に、
と表せます。
が得られます。 これらの式を連立方程式として解くと、
参考
チャート式 数研出版