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階差数列の応用公式
数列 の階差数列が となっているとする。この時, 数列 の初項をb とすると一般項は は
とかけます。
階差数列をもとにした数列の一般項の証明の解説/ポイント
まず, 数列 の各々の隣り合う項の差が数列 に対応している, つまり,
をみたすことから,
を書き下すと
となります。
同様にすると一般のn に対して,
となります。
階差数列をもとにした数列の一般項の例題
問題
数列の階差数列が, 初項1, 公差1 の等差数列となっているとします。この数列の初項が1となるとき, 一般項を求めなさい。
解答
まず等差数列 の初項a=1, 公差d=1 の等差数列になっていることに注意すると,一般項の公式より
となります。
よって, 数列は の一般項は階差数列の一般項の公式より
となります。
参考
「数学B 坪井 俊著 数研出版」