整数を並べて3の倍数や9の倍数をつくる際のポイント:場合の数(順列)

  • 与えられた整数を並べて、3の倍数や9の倍数が何通りつくれるかを求める問題です。
  • 3の倍数:各位の数の和が3の倍数になります。
  • 9の倍数:各位の数の和が9の倍数になります。
  • まず数の選び方を考え、次に並べ方を求めます。
  • 0が含まれる場合と含まれない場合では並べ方が異なります。

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3の倍数や9の倍数をつくる問題

0、1、2、3、4の中から3個の数を選んで並べ、3桁の自然数をつくる。
3桁の自然数が3の倍数となる並べ方は何通り存在するか。

整数を並べて3の倍数や9の倍数をつくる解法の手順

  1. 和が3の倍数となる3個の数の組み合わせを求めます。
  2. 0が含まれる組み合わせでの3個の数の並べ方を求めます。
  3. 0が含まれない組み合わせでの3個の数の並べ方を求めます。
  4. すべての並べ方を合計します。

3の倍数や9の倍数をつくる問題の解説

3の倍数は各位の数の和も3の倍数となるので、
まずは和が3の倍数となる3個の数の組み合わせを求めます。

一番小さい数が0の場合、(0,1,2),(0,2,4)の2通り、

一番小さい数が1の場合、(1,2,3)の1通り、

一番小さい数が2の場合、(2,3,4)の1通りとなります。

(0,1,2)の並べ方は、百の位に入る数が1または2の2通り、
十の位と一の位に残り2つの数を並べることから、

\[2!=4\]

(0,2,4)の並べ方も同様に考えられるので4通りとなります。

(1,2,3)の並べ方は

\[3!=6\]

であり、(2,3,4)の並べ方も同様に考えられるので6通りとなります。

以上より、並べ方の総数は

\[4+4+6+6=20\]

と求められます。

参考

チャート式 数研出版

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