画像引用元 : エルサレム-Wikipedia 岩のドーム
- パレスチナはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地である。
- 外交上の失敗などからパレスチナ周辺では紛争が続き、多数の難民が出ている。
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年号
不明
パレスチナに平和が訪れない理由の解説
三つの宗教
現代社会が抱える国際問題の一つとしてパレスチナ問題があります。この土地が抱える事情はとても深く、ことの発端は神話にまでさかのぼります。キリスト教とイスラム教、そしてユダヤ教の三宗教は起源を同じです。そのため、三つの宗教はパレスチナのエルサレムを聖地と定めています。この聖地を巡る争いは歴史上で何度も繰り返されており、十字軍戦争などがその一例です。
三枚舌の外交
近代に入っても収拾のつかなかったこの問題は、更なる混迷を見せます。第一次世界大戦の戦時下で、イギリスはこの土地の所有権をめぐってフランス・アラブ・ユダヤの三方向に対して個別に協定を結びました。その結果この土地の所有者は曖昧になり、イギリスの委任統治という形で一応の決着をつけます。しかし禍根は絶たれておらず、第二次世界大戦後の今もイスラエルの強引な建国に伴う第一次中東戦争など、紛争が後を絶ちません。不安定な政局は住民から土地を奪い、故郷を追われた人々は難民として他国への亡命を余儀なくされています。
一問一答
Q.第一次世界大戦中にイギリスがパレスチナをユダヤ人の土地と承認した宣言は何か。
A.バルフォア宣言