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ベクトルの垂直条件からなす角を求める問題のポイント
- 2つのベクトルの和や差に関する垂直条件から、2つのベクトルのなす角を求める問題です。
- 垂直条件が成り立つときに内積が0になることを利用して、
からなす角
を求めます。
ベクトルの垂直条件からなす角を求める問題
と
と
がそれぞれ垂直であるとき、
と
のなす角を求めなさい。
ベクトルのなす角を求める解法の手順
- 垂直であるとき内積が0になることから、与えられた条件を内積に関する式で表します。
- 2つの式を連立方程式として解き、
と
を
を用いて表します。
に2で得られた値を代入し、なす角
を求めます。
ベクトルのなす角を求める問題の解説
なす角を求めるには、なす角
に関して
が成り立つことを利用します。
と
と
がそれぞれ垂直であることから、
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が成り立ちます。 これらの式を展開して整理すると、
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![]()
の2つの式が得られます。
未知数が3種類
存在するのに対して式が2つなので
それぞれの値を求めることはできませんが、2種類を残りの1種類で表せれば、
に代入してなす角が求められます。
より
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となるので、
![]()
より
![]()
となるので
![]()
となります。 ここで
共に正なので
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となります。よって、
![Rendered by QuickLaTeX.com \[cos\theta =\dfrac{(\overrightarrow{a}\cdot \overrightarrow{b})}{|\overrightarrow{a} ||\overrightarrow{b}|}\]](http://text.yarukifinder.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-656a14c1972b2d5c8641c8a62965a92d_l3.png)
![Rendered by QuickLaTeX.com \[cos\theta=\dfrac{|\overrightarrow{a}|^2}{(|\overrightarrow{a}|~\sqrt[]{\mathstrut 2} |\overrightarrow{a}| )}\]](http://text.yarukifinder.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-d52491c85bd37a1ade2711d48c2fa788_l3.png)
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より
と求められます。
参考
チャート式 数研出版