スポンサーリンク
定積分で表された関数の決定問題の解法ポイント
- 定積分が式中に含まれる関数を求める問題です。
- は定積分なので定数として扱い、関係式を解きます。
定積分で表された関数の問題
次の等式を満たす関数を求めなさい。
定積分で表された関数の決定の解法の手順
- を定積分の外に出します。
- 定積分の部分を定数に置き換えます。
- 定数に置き換えて表した関数を、定積分に代入します。
- 関係式を解いて、定数の値を求めます。
定積分で表された関数の問題の解説
定積分中の式を展開すると、
となります。
ここで、はの定積分なので、は定数として定積分の外に出すことができます。
よって、
と変形できます。
次に、とは定積分なので、を含まない定数となります。
よって、,と置き換えて
と表すことができます。
をと定数を用いて表すことができたので、これを
,に代入して、の関係式を導きます。
より
が得られます。同様にして、より
が得られます。(1)、(2)を連立方程式として解くと
が得られるので、に代入して
が求められます。
参考
チャート式 数研出版