二次不等式の解法ポイント(文字定数を含む場合):数と式

  • 文字定数が含まれる二次不等式を解く問題です。
  • 通常の不等式と同様に因数分解をして解きますが、場合分けが必要になります。

スポンサーリンク

二次不等式の問題

不等式を解きなさい。ただしは定数とします。

二次不等式の解法の手順

  1. 左辺を因数分解します。
  2. できた因数の、定数項の大小関係によって場合分けをします。
  3. それぞれの場合について不等式を解きます。

二次不等式の解説

通常の不等式と同様に因数分解をすると、

となります。
問題の中でに関する条件が定められていないので、因数分解によってできた定数項である
と1の大小関係によって場合分けをします。

(1)のとき、
を満たすの範囲はとなります。

(2)のとき、
となります。
(等号成立はのとき)なので、不等式は解なしとなります。

(3) のとき、
を満たすの範囲はとなります。

以上をまとめて、解は

のとき

のとき なし

のとき 

参考

チャート式 数研出版

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク