3次関数の最大値・最小値を求める際のポイント:微分法

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3次関数の最大値・最小値を求める際のポイント

  • 3次以上の関数について、定義域内での最大値と最小値を求める問題です。
  • 微分を利用して極大値と極小値を求め、定義域の両端での値と比較します。

3次関数の最大値・最小値を求める問題

次の関数の最大値と最小値を求めよ。

\[f(x)=x^3-3x^2-9x\]

\[(-3 \leqq x \leqq 4)\]

3次関数の最大値・最小値の解法の手順

  1. 微分して、f'(x)を求めます。
  2. f' (x)=0を満たすxの値を求めます。
  3. f(x)の増減を調べ、極大値と極小値を求めます。
  4. 定義域の両端でのf(x)の値を求めます。
  5. 極大値・極小値と定義域の両端でのf(x)の値を比較し、最大値と最小値を求めます。

3次関数の最大値・最小値の問題の解説

3次以上の関数の場合、最大値と最小値を求めるには微分を利用します。

\[f(x)=x^3-3x^2-9xより、\]

\[f' (x)=3x^2-6x-9=3(x+1)(x-3)\]

よって、f' (x)=0となるのはx=-1,3のときであり、増減は以下のようになります。

増減表

3次以上の関数の最大・最小を求める際のポイント

よって、f(x)はx=-1のときに極大となり、極大値はf(-1)=-1-3+9=5となります。また、
x=3のときに極小となり、極小値はf(3)=27-27-27=-27となります。
次に、定義域が-3 \leqq x \leqq 4なので、x=-3,4のときのf(x)の値を求めると、

\[f(-3)=-27-27+27=-27\]

\[f(4)=64-48-36=-24\]

となるので、x=-1のとき最大値5x=-3,3のとき最小値-27となります。

参考

数学2教科書 数研出版

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