転写の仕組みの解説

  • DNAの一方の鎖の塩基配列をもとに、転写は行われる
  • 転写の順番はDNAがほどける、DNAの半分をコピー、結合する
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単元

章:遺伝情報の発言
節:遺伝情報の発言

転写とは?

DNAの一方の鎖の塩基配列を鋳型にして、これに相補的な塩基配列をもつRNAを合成する過程。

転写の合成過程

形質発言の第一段階にあたる過程で、次のように進行する。

  1. DNAの2本鎖の一部で、塩基間の水素結合が切れてほどける。
  2. 2本鎖DNAのうち、遺伝情報を保持するDNA鎖を鋳型に、それに相補的な塩基をもつヌクレオチドが結合する。この際に、DNAのアデニン(A)に対して、ウラシル(U)、がグアニン(G)に対してシトシン(C)が、Cに対してはGが、チミン(T)に対しては Aが相補性により対を形成する。
  3. RNAポイリメラーゼの働きで、隣接するヌクレオチド同士がエステル結合し、mRNAポリメラーゼが合成される。

転写は、RNAポリメラーゼにより触媒され、RNAポリメラーゼがプロモーターに結合することでそこから転写は開始され、遺伝の後端まで進むと転写は終結する。

参考

「生物用語集改正版」駿台文庫2014
「生物」数研出版平成27年

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