- 数列の第n項までの和を表す式から、数列の一般項を求める問題です。
から初項を求め、
から第2項以降の項を求めます。 - 初項と第2項以降の項で求め方が異なるので、この2つが一致するか否かを判断します。
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Snから一般項を求める問題
第n項までの和が
で表される数列
の一般項を求めなさい。
初項から第n項までの和から一般項を求める手順
に
を代入して、
を求めます。
を計算して、
のときの
を求めます。 - 2で求めた
に
を代入して、1で求めた
と比較します。
Snから一般項を求める問題の解説
まず、
は初項までの和なので初項
と等しくなります。 よって、
に
を代入することで、
![]()
が得られます。次に、
の場合、
は第
項までの和から第
項までの和を引くことで求められます。
のとき、
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
となります。最後に、
のときの
に
を代入し、先に求めた
と比較します。
に
を代入すると
![]()
となるので、
は
のときには成り立たないことになります。 このような場合は両方の式を記入し、
「
のとき
」 のように答えます。
参考
数学B教科書 数研出版