logの計算公式(対数法則):指数関数と対数関数

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logの計算公式(対数法則)

a>0,a\ne 1,M>0,N>0 で, k が実数のとき,

\[\begin{eqnarray<em>} &&I~~~log_a MN =log_a M + log_a N \end{eqnarray</em>}\]

\[\begin{eqnarray<em>} &&I\hspace{-.1em}I~~~log_a \dfrac{M}{N} =log_a M - log_a N \end{eqnarray</em>}\]

\[\begin{eqnarray<em>} &&I\hspace{-.1em}I\hspace{-.1em}I~~~log_a M^k =k log_a M \end{eqnarray</em>}\]

が成立します。

logの計算公式(対数法則)の解説/ポイント

数式だけではなく, 条件も必ず合わせて覚えましょう。
特にa≠1 を忘れがちなので気を付けましょう。

基礎となる考え方は指数の法則なので,
Iのようにlogの中身の積がlog同士の和と対応していることや
I\hspace{-.1em}Iのようにlogの中身の商がlog同士の差に対応していることなどの性質があります。

logの計算公式(対数法則)の例題

問題

a>0,a\ne 1とするとき, 次を計算しなさい。

\[\begin{eqnarray<em>} log_a (75 \times 3)  \end{eqnarray</em>}\]

解答

\[\begin{eqnarray<em>} log_a (75 \times 3)\end{eqnarray</em>}\]

\[\begin{eqnarray<em>} &=& log_a (5^2 \times 3^2)\end{eqnarray</em>}\]

\[\begin{eqnarray<em>} &=& log_a 5^2 + log_a 3^2\end{eqnarray</em>}\]

\[\begin{eqnarray<em>} &=& 2log_a 5 + 2log_a 3 \end{eqnarray</em>}\]

となります。

参考

「数学Ⅱ 川中 宣明著 数研出版」

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