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3次関数の最大値・最小値を利用して、不等式を証明するポイント
- 3次関数に関する不等式を証明する問題です。
- 両辺の差を
と置き、微分を利用して値の変化を調べます。
3次関数に関する不等式を証明する問題
のとき、次の不等式が成り立つことを証明しなさい。
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3次関数の不等式の証明の手順
を
と置き、微分して増減を調べます。 - 増減を元に、定義域内での
の最小値を求めます。 - 最小値を利用して
の不等式をつくります。
の不等式を移項して、与えられた不等式が成り立つことを示します。
3次関数の不等式の証明の解説
3次以上の不等式を証明する場合、不等式の両辺の差を利用します。
両辺の差を求めると(左辺)-(右辺)は
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となるので、
と置きます。
の範囲で、
の増減を調べると
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より
が成り立つとき、
であり、
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なので
の増減は以下のようになります。
増減表より、
の範囲で
は
のとき最小値
をとることが分かります。
これを不等式で表すと、
の範囲で
、すなわち
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が成り立ちます。 元の不等式の右辺に含まれた項を移項することで
となり、与不等式が成り立つことが示されます。
参考
数学2教科書 数研出版
