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等比数列の和の公式
初項a, 公比r, の等比数列の初項から第n項までの和を とすると, のとき
のとき
等比数列の和の公式の証明/ポイント
のとき
は次のようにして, 証明できます。
となるので, に注意して両辺を(1-r) で割ると
となり, 示したかった式が出てきます。
r=1のとき 単純にすべての項がa になるので
となります。
考え方のポイントは等比数列のA番目の項は(A-1)番目の項に公比r をかけたものと同じ値になるということです。
ただし, 注意すべきことは公比がr=1 の時は(1-r)=0となり割ることができないことです。
しかし, 上記のように公比がr=1 の時はすべての項がa になるので, そのまま和をとることで計算できます。
等比数列の和の公式の例題
問題
初項5, 公比2, の等比数列の初項から第10項までの和を求めなさい。
解答
等差数列の和の公式より
となります。
参考
「新課程チャート式 基礎からの数学Ⅱ+B チャート研究所編著 数研出版」