円と直線の共有点の個数と座標を求める際のポイント:図形と方程式

  • 円と直線の共有点の個数と座標を求める問題です。
  • 円の式と直線の式からyを消去して、xの二次方程式をつくります。
  • xの二次方程式の実数解が、共有点のx座標となります。

スポンサーリンク

共有点の個数と座標を求める問題

x^2+y^2=2と直線2x-y+1=0の共有点の個数と、その座標を求めなさい。

円と直線の場合の解法の手順

  1. 直線の式をyについて解きます。
  2. 代入法でyを消去して、xの二次方程式をつくります。
  3. xの二次方程式を解きます。
  4. 得られた解を直線の式に代入して、対応するyの値を求めます。
  5. 解の個数が共有点の個数、方程式の解が共有点の座標となります。

共有点の個数と座標を求める解説

交点の座標を求めるには、2つの式を連立方程式として解きます。
直線の式2x-y+1=0をyについて解くと

\[y=2x+1\]

となるので、 これをx^2+y^2=2に代入すると、

\[x^2+(2x+1)^2=2\]

整理して

\[5x^2+4x-1=0\]

が得られます。この二次方程式の解が共有点のx座標となります。 5x^2+4x-1=0を解くと、

\[(5x-1)(x+1)=0\]

\[x=-1,\dfrac{1}{5}\]

実数解が2つ得られるので、共有点の個数は2個となります。

最後に、求められたxの値をy=2x+1に代入すると、
x=-1のとき

\[y=2∙(-1)+1=-1\]

x=\dfrac{1}{5}のとき

\[y=2\cdot \dfrac{1}{5}+1=\dfrac{7}{5}\]

となるので、

共有点の座標は

\[(-1,-1),( \dfrac{1}{5},\dfrac{7}{5})\]

となります。

参考

数学2教科書 数研出版

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク