画像引用元 : 劉邦-Wikipedia 劉邦
- 後世の歴史において項羽は苛烈、劉邦は思慮深いという対照的な評価が下されている。
- 劉邦は楚の項羽を破り、漢の天下の時代を築いた。
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年号
紀元前3世紀
項羽と劉邦の人物像の解説
始皇帝を前に
秦朝の滅亡後、中国の覇権を巡って争った二人の王がいます。この二人はそのあまりにも対照的な性格から物語の題材としても非常に好まれています。一人は楚王・項羽。彼は秦の始皇帝の行列を見て「あいつにとって代わってやる!」と血気盛んに意気込みました。対するもう一人、漢王・劉邦は、「ああ、立派な男とはああいう風であるべきだな」と始皇帝を敬いながら見習っていました。
楚漢戦争
そして秦が滅んで楚漢戦争がはじまると、二人の人柄の差は如実に表れます。部下に対しても寛容で慈悲深かった劉邦のもとには有能な将軍が集まり、長い戦いの末ついに劉邦は項羽を倒して漢の天下を築き上げました。一連の戦いの中からは「背水の陣」や「四面楚歌」、「両雄並び立たず」などといった有名な故事成語が生まれており、中国史を語る上で欠かせないものとなっています。
一問一答
Q.楚漢戦争において楚の敗北を決定づけた戦いを何というか。
A.垓下の戦い