中世ヨーロッパ の全体像

巨視的に見る中世ヨーロッパ

画像引用元 : 荘園-Wikipedia 荘園の様子

  • 中世ヨーロッパは教会を中心とした閉鎖的な知の体系を持っていた。
  • 中世ヨーロッパでは諸侯が荘園を経営していた。
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年号

4~15世紀

中世ヨーロッパの全体像の解説

聖書の世界、暗黒の時代

中世ヨーロッパにおいて圧倒的な権力を持っていたのは、教会です。知の体系を独占した教会は神学を至上のものとし、哲学、史学、音楽その他あらゆる学問を神学の下に位置づけ、神を称えるためのものとしました。教会の体系はまた、非常に閉鎖的なものでした。異教徒の教えはもちろん、聖書の世界観に反する地動説などは全て異端の烙印を押され、魔女狩りや焚書などの手段をもって弾圧されました。こうした姿勢は技術の発達を阻害したため、中世ヨーロッパを指して暗黒時代と呼ぶことがあります。

騎士の世界、荘園の時代

教会が宗教的な権力を握る一方、世俗の権力を握ったのは諸侯でした。彼らは荘園領主となって農奴を囲いこみ、騎士を雇って荘園の防衛を任せました。農奴には移動の権利が無い場合が多く、毎年領主への税を納める必要がありました。また領主の権限は国王から独立しており、役人の立ち入りを禁ずる不輸不入権(インムニテート)が認められていました。

一問一答

Q.神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が教皇グレゴリウス7世による破門の解除を求めた事件を何というか。
A.カノッサの屈辱

参考

荘園-Wikipedia

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